高脂血症@ガイド [原因・症状・治療編]

高脂血症について知ろう

■高脂血症とは

高脂血症は、文字通り血液の脂が多いという病気で、体の血液中の脂質が通常よりも、多すぎる状態のことです。血液中にはい ろいろな物が存在します。その中に、「コレステロール」、「中性脂肪」、「遊離脂肪」そして「酸リン」の4種類の脂質が血液 中に溶け込んで存在しています。このうち、血液中のコレステロール、中性脂肪が、通常よりも多い状態が高脂血症とされます 。

コレステロールや中性脂肪は、メタボリックシンドロームの大きな原因の一つ「内臓脂肪」に溜まっていく脂質もあります。こ の脂質が血液中に過剰にあると血液は、ドロドロとした粘度で流れにくくなっています。そのため、高血圧になりやすく動脈硬 化も引きこしやすい状態になります。この際、善玉コレステロールと呼ばれるHDLコレステロールは低値を示し、これも動脈 硬化の危険因子となります。

これまでは、悪玉・善玉を区別せずに総コレステロール値が220mg/dLを超えると「高コレステロール血症」と呼ばれ、治療の対 象とされてきた経緯があります。しかし実際に心筋梗塞や脳卒中をおこすリスクが高いのは、コレステロールの中でもいわゆる 悪玉といわれる「LDLコレステロール値」が高い人の方であることから、現在では診断基準から総コレステロールを削除し、 LDLコレステロールの管理を重要視するようになっています。

コレステロール値の高い方は全国で約3660万人、中性脂肪値の高い方は約4000万人いると言われています。生活スタイルとは無 関係に遺伝的原因でコレステロール値が高い「家族性高コレステロール血症」の方も500人に1人の割合でみられるそうです。意 外に高脂血症の人は多いわけで、改めて注意する必要もあるでしょう。

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